家賃の滞納は、賃貸経営において避けられないトラブルの一つです。
対応を誤ると、家賃の未回収が長期化したり、入居者との関係が悪化したりする恐れがあります。
今回は、家賃滞納された時に貸主がすることについて解説します。
▼家賃滞納された時に貸主がすること
■入居者と話し合う
まずは入居者と直接連絡を取り、状況を確認しましょう。
滞納の理由が一時的なものであれば、支払い計画を話し合うことで解決できる場合もあります。
■督促状を渡す
連絡がつかない、あるいは約束通りの支払いが行われない場合は、書面での督促を行います。
督促状には、支払うべき家賃の金額・支払期限・支払方法などを明記し、証拠が残るように手渡しか郵送で通知しましょう。
■内容証明郵便を送る
話し合いや督促状などの対応をしても入金がない場合は、内容証明郵便による正式な請求を行います。
この方法では「家賃滞納が継続した場合は、契約を解除する可能性がある」といった重要な通知を、法的に証明できる形で送付できます。
万が一、裁判に発展した際の重要な証拠としても機能するでしょう。
■裁判を起こす
最終的には、法的手段に訴える必要があります。
滞納家賃の支払いを求める「支払督促」や、退去を求める「建物明渡訴訟」などが代表的な手続きです。
弁護士や司法書士へ相談しながら、適切に対応を進めましょう。
▼まとめ
家賃滞納への対応は、段階を踏んで冷静かつ丁寧に進めることが重要です。
まずは話し合いでの解決を目指し、改善が見られなければ書面での督促や法的手段へと移行しましょう。
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